当院は日本乳癌学会の認定を受けた専門クリニックで、開院以来20年以上乳腺疾患の治療に携わってきました。女性の皆さんに安心して検診、治療を受けていただけるように、検査はすべて女性技師が担当し、看護師も全員が女性です。

乳腺外来イメージ画像

乳腺科とは?

乳腺科では、乳房に関する症状や病気について診療や治療を行います。必要に応じてマンモグラフィ検査や超音波検査、細胞診の検査によって、診断を行います。以下のような症状がありましたら乳腺科にご相談ください。

・乳房の痛み、しこり、張り
・乳首からの分泌物
・わきの下(腋窩)の痛み、しこり、腫れ

乳腺疾患の多くは乳腺症などの良性であることがほとんどですが、悪性の乳がんの場合もあります。乳がんの治療には早期発見・正しい診断が大切です。症状がある場合は可能な限り早くご受診ください。

診療時間

診療時間
(予約受付時間)
8:30 ~ 12:30
(8:30~11:30)
--
14:00 ~ 17:30
(13:30~16:30)
--
★:乳がん検診のみ受付

当院は「予約制」となっております。乳腺外来を受診の方は、お電話にてご予約ください。
乳がん検診を希望の方は、WEBからもご予約できます。

診療について

主な検査方法

マンモグラフィ検査

マンモグラフィとは、乳腺専用のX線検査機器です。乳房内のしこりの有無や石灰化・乳腺のゆがみ病変などを探すことができます。40歳未満の方などで乳腺の密度が高い方は、マンモグラフィではなくエコー検査の方が適している場合があります。マンモグラフィ検査では、専用の板で乳房を上下や左右から圧迫して、薄くのばして撮影します。

超音波検査(エコー検査)

超音波で乳房の内部を観察して、しこりの有無や状態を調べます。検査は診察台に横なって行います。乳房の皮膚にジェルを塗りプローブ(端子)と呼ばれる小さなを器具を使って、乳房に超音波を当てて反射の様子を観察します。痛みはなく、体への負担もほとんどありません。

主な乳腺疾患

乳腺線維腺腫

15〜35歳の女性に最も多く認められ、徐々に大きくなっていく特徴があります。通常は2〜3㎝になると止まり、年齢と共に自然に小さくなる傾向があります。線維腺腫にがん化が起こる確率は0.02%と非常にまれですが、気になるしこりがある場合は、ご自身で判断せずに専門の医療機関を受診してください。

乳腺症

主に30~50歳くらいの女性に多く見られる乳腺の良性疾患です。女性ホルモンのバランスがの乱れが原因として発症し、乳房のしこりや張り、痛み、乳頭からの分泌物などの症状を伴います。がん化することはほとんどありませんが、乳がんと似た症状を持つことから、識別のための検査を行うことがあります。

乳腺炎

乳汁を分泌する乳腺で起こる炎症のことを指します。授乳期間中によくみられます。乳汁が乳管内に溜まることで起こる「うっ滞性乳腺炎」と、そこに細菌感染が重なって起こる「化膿性乳腺炎」があり、乳房の張りや痛み、赤みや熱感などの症状を伴います。化膿性乳腺炎の場合は、38度以上の発熱や、乳汁の異常がみられることもあります。

乳がん

乳腺に発生するがん(悪性腫瘍)のことを指します。2021年の統計では9人に1人が発症すると言われていますが、早期に発見すればほとんどの場合治すことができます。40代~60代で発症率が高くなります。気になる症状のある方は早めに専門の医療機関を受診してください。

2年に1度、がん検診を受けましょう

乳がんや子宮がんは、早期発見のための検診が国から推奨されているがんです。がんは早期に発見することが非常に重要であり、小さいうちに発見し治療をすれば治すことのできる病気です。しかし、乳がん・子宮がんはどちらも初期の段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、初期で発見するためには定期的に検診を受けることが大切です。

<補助金制度>
乳がん検診は40歳以上、子宮がん検診は20歳以上の女性の方に、お住いの自治体より2年に1度検診受診券が届きます。
受診券を利用すれば、少ない自己負担金額で検診を受けることができますので、ぜひご利用ください。