お知らせ
2020.10.05 コラム

今こそ受けよう!がん検診

2020.10.05

当理事長のインタビュー記事がうらそえ広報に掲載されました!
ご担当者さまには大変お世話になりありがとうございます。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!

~あなたの一日をあなたの身体のために~
自分の身体を知るためにもまずは一度検診を
乳がんは神経がないので痛みがなく自覚症状が乏しい分、早期発見のためには検診がとても大切です。
検査にはマンモグラフィとエコーがありますが、
日本人に多いと言われるデンスブレスト(高濃度乳腺)の人は、マンモグラフィだと全体が乳腺で白く写り
見つかりにくいことがあるので、エコーとの併用をおすすめします。
デンスブレストかどうかは、自分ではわからないため、まずは一度検査を受けてもらいたいです。

肥満は乳がんの大敵
沖縄はアジア一の肥満大国といわれていますが、その肥満が乳がんの大敵なのです。
乳がんの主な原因であるエストロゲンは閉経後、脂肪からつくられます。皮下脂肪を20%減らすと
敵であるエストロゲンは5分の1に減らせます。
運動して肥満を解消することが乳がんを予防することにつながるのです。

正しい診断と正しい治療で乳がんは治る
乳がんになると胸を切除するイメージがありますが、早期発見できればほとんどの患者さんが
胸を残す治療ができます。乳がんは正しい診断をし、正しく治療したら治るのです。
検診でがんが発見されたらこわいという気持ちもわかりますが、手遅れになるよりはいいと思います。
イギリスでは新型コロナウイルスの影響で検診を控えたり、治療を遅らせていることによって10年後の
死亡数が10%増えるという統計結果が出ています。
日々、仕事や家事で忙しいと思いますが、365日のうち1日だけ自分のことを気にする時間をつくり検診を受けてもらいたいです。

<乳がん>
日本人女性の9人に1人がかかる身近な病気。
症状もほとんどなくわかりにくい。早期発見で治るからこそ検診が大切です。

【乳がんの検査方法】
◆超音波検査(エコー)
乳腺が多い場合でも比較的正確に把握できることや、しこりの中の状態や広がり具合まで観察できることが特徴です。診察したい部分に専用のジェルを塗って、携帯電話くらいの大きさの機械をあてるだけですので、痛みもほとんどありません。(がん受診券にオプションで検査可能)

◆マンモグラフィ検査
乳腺・乳房専用のレントゲン。乳房を板で挟み薄くのばして検査します。
小さなしこりや微細な石灰化の発見が可能。
ただし、乳腺が多い人は、真っ白な写真しか撮れず、乳がんを見つけることが難しいことがあります。