セカンドオピニオンとは、主治医以外の医師から診断や治療方針についての意見を聞くことで、文字通り「第二の意見」ということです。
では、どうして「第二の意見」の意見が必要なのでしょうか。

いままで患者は、診断や治療方針について医師から納得のいく説明を受けたいと考えていても、主治医の説明を聞くしかありませんでした。
情報が一ヶ所からしか得られないので、治療法などを決める際、判断材料が極端に少なかったのが実情でした。
近年、病気の治療には、患者がその病気に向き合い、積極的に治療に関わっていくべきだという考えが定着しつつあります。
治療法の選択についても、患者が納得した上で決定することが重要とされています。
そうしたことから、主治医以外の専門医の意見を求め、病気について多くの情報を得ることが必要になってきました。
治療方針についても、医師から説明を受けたというだけでなく、患者自身が納得して取り組むことが大切なのです。
多くの情報を得ることで、患者自身が自分の病気のことを知り、積極的に病気に立ち向かえるのです。

以下のような場合は、セカンドオピニオンを受けたほうが良いと思われます。

・もっと病気のことを詳しく知りたい。
・納得のいく説明が得られない、あまり説明してくれない。
・切って調べましょうと言われた。
・医師に相談しにくい。医師と合わない。